バイオレットダイヤはI1が多いって本当?

手持ちのバイオレットダイヤのルースをチェック♡

ラウンドブリリアント

I1        5個

SI2      1個

SI1      3個

VS2     1個

ファンシーシェイプ

I1        0個

SI2      4個

SI1      1個

VS2     1個

なし 1個 (GIA カラーのみ、アイクリーン)

ルースの詳細は、こちらに♡

《ジュエリー大好きの答え》

    個人の手持ちのバイオレットダイヤだけで判断できるものでは決してないが、あえて感想(答え)を書かせて頂くとしたら〜

手持ちのバイオレットダイヤを確認すると、I1から、SI2、SI1、VS2まであった。購入の折に、さほどクラリティーを意識することはなかったように思う。故に、個人的には、バイオレットダイヤは、クラリティーI1が多いとは感じない。

特に、シェイプで見て、ファンシーシェイプのバイオレットダイヤは、GIAのカラー鑑定のみを除き、SIクラスとVSクラスのみで、Iクラスはなかったので、I1が多いとは全く思えない。

しかし、ラウンドブリリアントに限ると、I1が半分あったので、ファンシーシェイプと比べ、I1が多めと言えるかもしれない。しかし、たまたま偶然、私の手持ちがそういう傾向だったという可能性も十分に考えられるので、自信はない。

《カラーダイヤのクラリティーの価値》

これは、多分に私見なのだが、カラーダイヤは何と言っても、お色が命だと思う。

    カラーダイヤは、カラーレスダイヤに比べ圧倒的に産出量が少なく、希少性が高いと言われている。ピンクダイヤは、カラーレスのダイヤの千分の1、ブルーダイヤは1万分の1と聞いている。

バイオレットダイヤの産出量は、カラーレスダイヤの何分の1になるのか見当もつかないが、超希少であることだけは確かだ。

その超希少なカラーダイヤを、クラリティーを良くするために、気になる部分を削ってしまえば、肝心のお石が小さくなってしまう。

そのため、カラーダイヤ全般として、カラーレスダイヤほどにクラリティーやカットにこだわらないと言うかこだわれないのではないかと思う。

特に、バイオレットダイヤは、ブルーダイヤと比べると、お色が濃い目に見えることが多い。そのお色の濃さに隠れて、I1程度のクラリティーなら、さほど目立つことなく、美しさを堪能できる。クラリティーによって美観を損ねることが、少なめのカラーと言えなくもない。ならば、ただでさえ小粒が多いバイオレットダイヤの石目を削ってクラリティーを高めようとされることは、少ないのではないかと感じられた。

特に、アーガイル 閉山で、新たにバイオレットダイヤの供給がなくなってしまった今後は、希少なバイオレットダイヤの大きさを犠牲にして、クラリティーを良くすることは減るだろうと予測される。(もしかしたら今後クラリティーI1が増えるのかも知れない)

鑑定結果の細部にはこだわらず、鑑定は、ナチュラルであることの確認とお色をチェックする程度で十分なのかもしれないと個人的には感じている。