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アーガイル鉱山が2020年に閉山される予定?
宝石ショップ、ジュエリー仲間からピンクダイヤモンドで有名なアーガイル鉱山が閉山されると聞いて久しいです。しかも、閉山予定の2020年は、もう来年に迫っています。
本当に、アーガイル鉱山は閉山してしまうの?
昨今のピンクダイヤモンドの大幅な値上がりも、閉山が近いからかしらと、不安になって、色々調べてみました。ジュエリーショップさんや愛好家さん等、色々な方々のアーガイル閉山についての沢山の記事を読ませて頂きました。
その中で、アーガイルピンクダイヤモンドの正規輸入商社であられる(株)ラビオストレーディングさんのホームページから教えられたことを、こちらにて、私なりにレポートさせて頂きます。
アーガイル鉱山は、西オーストラリアにある世界で最大級のダイヤモンド鉱山で、世界のピンクダイヤモンドの95パーセント以上を産出しているのです!
約40年近く開発が続けられている世界でも最大級のダイヤモンド鉱山ですが、2020年に閉山が発表されています。
ピンクダイヤモンドがあまりにも有名ですが、アーガイル鉱山でのピンクダイヤモンド産出の割合は、僅か1パーセントとのことでした。
採掘される原石の中で、
宝石クオリティは僅か5パーセント。
その5パーセントの中で
ブラウン 50パーセント
無色 30パーセント
グレー 15パーセント
イエロー 8パーセント
ピンク 1パーセント
バイオレット 1パーセント未満
更に ピンクダイヤモンドの中で、
ピンクダイヤモンドルース歩留まり
20パーセント
アーガイルでのピンクダイヤモンドの確率は
0.05 × 0.01 × 0.2 = 0.0001
ピンクダイヤモンドで有名なアーガイル鉱山でさえも、ピンクダイヤモンドの産出は
10,000分の1 奇跡的な確率と言えるのです。
アーガイル鉱山で産出されたピンクダイヤモンドには、2005年頃からダイヤモンドのガードル部分にシリアルナンバーが刻印されており、GEM IDENTIFICATION AND AUTHENTICITY DOCUMENT(ギャランティ)が付属しているのだそうです。
これは、本当に安心ですね。
しかも、この証明書は、
・0.20カラット以上 2005年1月から
・0.15カラット以上 2009年1月から
・0.08カラット以上 2016年12月から
年を経ることに、小さなルースまで対象になっています。
アーガイルのピンクダイヤモンドが希少価値が高まっていることをここからもうかがい知ることができると私は感じました。
ちなみに、アーガイル鉱山は、世界のピンクダイヤモンドの産出の95パーセント以上を占めているとのこのでした。
95パーセント以上って、ほとんどと言っても良いくらいの割合ですよね。
そして、その世界のピンクダイヤモンドのほとんどを産出しているアーガイル鉱山の寿命は、2020年と発表されていてるそうです。
又、最新調査でも、他の国、地域で、アーガイル鉱山同等のピンクダイヤモンドの鉱脈は、まだ見つかっていないようです。
ということは、新たにピンクダイヤモンドが供給されるのは、あったとしてもそれまでの5パーセント以下で、クオリティとしてもアーガイル鉱山より劣る可能性が極めて高いようです。
供給がゼロに近いほど激減するのに、今市場の人気を考えると、悲しいことですが、ピンクダイヤモンドは、その希少性故に、ますます高嶺の花となってしまうのでしょうね。
今のうちに購入できるものなら購入しておきたいと改めて思うのですが、先立つものが〜(涙)