目次
ダイヤモンドのユニークさについて
1)ダイヤモンドが輝く理由
ダイヤモンドの本来持っている輝きを最高に発揮するのが、ラウンド・ブリリアント・カット
ガードルより上のクラウンは光を集める働き、下のパビリオンはクラウンから入った光をビリヤードの球のように、2回内部で反射させて、再びクラウンの方にもどしてやる反射鏡の役割。
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石の屈折率が高いこと。
適度な角度でパビリオンがカットされること。
2)硬さへの挑戦
ダイヤモンドの美しさは、カットしてはじめてあらわれる。
地球上で一番硬いダイヤモンドをカットできるのは、ダイヤモンドの粉だけ。
ダイヤモンドの硬さは結晶の中の方向によって違うので、切ったり磨いたりできる。
ダイヤモンドの結晶形
炭素原子は、
八面体面 一番密な並び方
斜方十二面体 その中間
六面体 一番粗
密な面の方が粗な面より硬い。
⇒六面体面か一番柔らかく、八面体面が一番硬い
☆地球上で一番固いダイヤモンドも、方向によって形が違うから、研磨できる。
ダイヤモンドの硬さの異方性
結晶内の硬さの違法性を考慮した原生からのカットの仕方
3)親油性
ダイヤモンドの性質
水をはじき油になじむ性質がある。
cf
ダイヤモンドと一緒に出てくるパイロープ・ガーネットやかんらん石のような他の鉱物は、水に濡れる性質をもっている。
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これらの鉱物が混じり合ったものを、水と一緒に、グリースを塗ったベルトの上で流してやると、ダイヤモンドだけがグリースに付着し、他の鉱物は流れてしまう。
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ダイヤモンドのついたグリースをかき集めて温める。
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ダイヤモンドだけを回収できる。
同じことがダイヤモンドの手入れでも言える。
常に輝いた状態にしておく気配りが必要。
4)金属より良い熱伝導性。
・.金属は色々な部質の中で熱を伝えやすい特徴をもっているのが特徴。その中でも、銀は熱を最も伝えやすい金属である。
・ダイヤモンドの熱の伝えやすさは、銀の5倍ときわめて高い。
・熱を加えて膨張する割合も、物質中ダイヤモンドが最も小さい。
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☆ダイヤモンドを工業用として使ったとき、大変大きな武器になる。
☆ダイヤモンドと類似石との鑑別に役立つ。