ルビー、サファイア、鉱物名は天然コランダムについて!

ルビー、サファイアの人的手段、どこまで許容できますか?

ルビー、サファイアは正確にはコランダムの変種。コランダムは化学的に純粋であれば、本来、無色の鉱物。ある種の元素が不純物として微量に取り込まれることで様々な美しい色が現れる。

赤・・・ルビー

その他の色・・・サファイア

パパラチアサファイア

デリケートなオレンジ色とピンク色が渾然一体となった色。主としてスリランカ産。近年マダガスカル、タンザニア等でも産出される。但し、外部から元素の拡散高温加熱したものはパパラチアと呼べない。

スター・ルビー、スター・サファイア

ルチルの微細な針状結晶であるシルク・インクルージョンが密度高く含有された石をカボッション・カットすると、アステリズムを示し、スター石になる。

a.ルビーとサファイアの改善:加熱

色調を整える目的で加熱が行われることが一般的。

ルビー

加熱により余分な黒色味あるいは紫味が取り除かれることで、本来の赤色の美しさが際立つ。

ブルー・サファイア

色が濃過ぎる場合、加熱による明るい色調に整えられる。

スリランカ産の「ギウダ」

ほとんど無色から淡色のサファイア原石。もともと潜在的な因子があり、加熱するだけで、ブルー、ゴールデン、ピンクなどの色が現れる。

スター石

加熱により、アステリズムが改良される。

⭐️加熱による改善効果には経年変化の心配もなく、各国いずれの業界でも広く容認されている。

⭐️人の美容に例えれば『エステ』、ほとんど抵抗はないです!

♡未処理の物で美しいルビーやサファイアは『非加熱ルビー、非加熱サファイア』などと表現され高値で取引される。

b. ルビー、サファイアに対する処理

人的手段によりルビーやサファイアの色や外観を変化させることがある。

充填(じゅうてん)

表面の欠けや割れによる窪みに透明物質で埋めること。

含浸(がんしん)

内部クラックに透明物質を圧入し硬化させて穴を埋める。

拡散加熱処理

化学物質を用いてごく浅い石表面にのみ着色を起こさせる処理は石本来のものではないので、天然とは言えなくなってしまう。

着色オイル含浸

さらに色を濃く見せるためにクラックの中に着色オイルを含浸が行われることもある。

⭐️処理に関して表示説明して販売することが必要。

⭐️人に例えば、こちらは『整形』かしら!賛否両論あると思うけれど、私は『エステ』まで(加熱まで)にしたいなあと思ってます!

c. 合成コランダム

ルビーは初めて市場に登場した合成石。

工業用のかなり大きなコランダム結晶が量産。

近年開発された方法により、宝飾用素材として合成されているルビー、サファイアは、天然と非常によく似ているタイプのものもある。

⭐️コランダムは天然石も合成石も全く同じ特性を示すために、識別には顕微鏡による内部特徴の拡大検査が重要な手がかり。

⭐️こちらは、例えるとしたら美しいマネキン人形かしら!?それとも今ならAIロボット?使うとしたらトラベルジュエリーとかかしら?ちなみに私はトラベルジュエリー持っておりません。