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ベリル族はバレエティー豊か!
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全般に淡いパステルカラーで優しい印象の宝石が多いことから、コンビネーション・ジュエリーの素材として使われるようになっている。
エメラルドと他のベリルは性質に大きな違いがある。これは、産出される地質環境の違いによる。
一般にベリルは比較的傷気も少なく大きな結晶が採れる。
エメラルドは過酷な条件のもとで成長するために、結晶のサイズも小さく、多数のインクルージョンが取り込まれる。
a.透明材の含浸
エメラルドのインクルージョンの最も一般的なものは、結晶の空隙部に閉じ込められた自然の液体。カット、研磨するときに、空隙部が表面に切り出され、輪郭が白く目立つようになる。
そこで無色のオイルや樹脂を中に含浸させ、本来の状態に復元するのが目的。
伝統的技法として行われ、今日でも性質上必然的な処置として容認され、ほとんどのエメラルドに含浸が行われている。
b. アクアマリンの加熱
一部の産地では、かなり濃い色のアクアマリンが産出され、「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれている。
しかし、産出した時、ほとんどのアクアマリンのの色には、緑色味、褐色味が含まれているために、これらの余分な色味を取り除く為に加熱が行われて、澄んだ海水青色にされるのが普通。
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c. エメラルドのその他に処理
着色オイル、あるいは樹脂を含浸。
淡色のエメラルドは、時に緑色や青色などの
コーティング、ペインティング
色を濃く見せる簡易な方法。
充填
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表面のキャビティに樹脂状の物質を充填。
d.合成エメラルド
天然のものと全く変わらない特性をもつ合成エメラルドが主流。注意が必要。