オパールの変遷と種類

オパールの変遷

ヨーロッパでは

17世紀まで    珍重された

18〜19世紀    「不幸をもたらす石」

日本は

最も好む民族として有名

オパールの種類

遊色効果(プレイ・オブ・カラー)は、他に類を見ない魅力。

この光学効果を示す変種は、プレシャス・オパールと総称される。

ボティ・カラーにより分類

ブラック・オパール   

黒から暗灰色。明らかな黒色地に大きく揃った色斑が現れ、しかも赤斑が強い程高く評価される。効果を示す 

ホワイト・オパール

ホワイト

ファイヤ・オパール

赤からオレンジ系

ウォーター・オパール (メキシコ・オパール)

無色透明

ボルダー・オパール

ブラックと同様に見えるが、薄く沈殿したオパール層を褐鉄鉱母岩と共にカットしだもの

⭐️ブラック・オパールは特に希少性が高いので、両者の明確な区別が大切

コモン・オパール

遊色効果を示さない変種。

フォッシル・オパール(化石オパール)

貝や植物などがオパール化した。

取り扱い

いずれのオパールもその構造中に水分を含むため乾燥はダメージの原因に。又宝石としても硬度も低く傷付きやすいので、十分な注意が必要。

a. オパールの処理

良質なブラックに見せかける目的で行われるのがほとんど。

一般に多孔質の白色オパールを、砂糖液に浸けた後硫酸で【炭化】させる方法はじめ、【加熱】、【黒色材の含浸】、【コーティング】など各種方法で黒変する。

クリックを隠すために、オイルなどの含浸は、いずれのオパールにも行われる可能性がある。

b. オパール類似品

合成オパール

1972年にフランスのギルソン社によって初めて製造され、現在、ブラック、ホワイト、ウォーターが市場に供給されている。

プラスチック製の模造オパール

見かけは非常に精巧にできているが、傷付きやすく、また持つとかなり軽い印象を与える。

スローカム・ストーン

ガラス製の模造オパール