170ct史上最大のピンクダイヤのタイプⅡaとは?
『PL分析にて色因検査済み』とは?(大阪のコズミック浮田さんのブログ『Uki Dialy』より)
ソーティングに『PL分析にて色因検査済み』と書かれていると、わあい、これって超希少なタイプ2aのダイヤモンド?って思ってしまいがちですが、実は、そうではないようです。
これについては、大阪のコズミック、浮田さんが、ブログ『Uki Dialy』の中の『筋がいい』にて詳しくご説明なさってます。
簡単にお伝えすると、輸入ダイヤモンドを鑑定屋さんに持ち込むと、いきなり4Cが付くのではなくて、天然かどうかの厳しい検査があるそうです。ほとんどのものは、検査の1段階2段階あたりで簡単にパスして4Cを付けてもらえるそうです。しかし、一部の物は更なる検査をしないと100%天然と断言できなくて、更にいくつかこ検査を受けるのだそうです。その追加検査の中で最も重要なのがこの『PL分析』ということでした。
PL分析によって、
1、HPHT(高温高圧処理)によって着色されていないかどうか。
2、CVD(chemical vapor deposition)、簡単に言えば表面のコーティングによってインクルージョンを小さく見せてないか、着色されてないか。
がはっきりして、このPL分析をパスして晴れて天然100%と認定されるそうです。
PL分析は、タイプⅡのダイヤを見つけるための検査ではないのでどうか誤解のないように!!と浮田さんは書かれていらっしゃいました。
ただ、タイプⅡのダイヤモンドには、『PL分析にて色因検査済み』と記載されていることが多く、かなり誤解を生んでいるようです。
ちなみに、私の手元のタイプ Ⅱaと分かっているピンクダイヤは、どちらも『PL分析にて色因検査済み』と記載されています。
『PL分析にて色因検査済み』と鑑定書やソーティングに記載してくださった鑑定機関さんに確認して、タイプⅡaが判明する形です。
ちなみに、私の手持ち、以下の2点は、『PL分析にて色因検査済み』と判定が出た折に、JEXさんが鑑定機関さんにタイプ 2aをご確認くださったものです。
タイプ 2aのピンクダイヤ
ピンクダイヤモンドペンダントの中石
0.437ct ベリーライトピンク VS1
0.334ct Fパープリッシュピンク SI2
GIAさんでは、Fインテンスパープルピンク
『PL分析にて色因検査済み』>タイプⅡ
という感じなのかと思います。