ダイヤモンドの蛍光について知りたい!そもそも蛍光ってどうしてするの?!

このところ、蛍光にはまっています。カラーダイヤモンドのお仲間より教えて頂いたライト(3種のライト当てられます)のブラックライトを手持ちのジュエリーにあてて楽しんできました。

ブラックライトを当てるとまるで別の宝石のように表情を変えるルース、それはとても幻想的で、とても心惹かれるものでした。

しかし、私のそれは、小さい子どもが、玩具で遊ぶように色の変化を楽しんでいただけで、何故色が変化するのか、その原理は全くわかっていませんでした。

そこで、分からない時の風さん頼り、また、カラーダイヤの大先輩、風さんのブログ『永遠の輝きファンシーカラーダイヤモンド』を探してみました。

風さんのブログ、2004年12月に『ダイヤモンドと蛍光』よりhttp://blog.livedoor.jp/kaze4711/archives/10940683.html

風さんのブログより
蛍光性の強いブラウン系の大きさも色もそろったダイヤモンド

そもそも蛍光とは

蛍光とは、紫外線やX線などに晒されることによって、発光することを言う。

ブラックライトの照明の下で、鮮やかに見えるものは蛍光している。

蛍光はその物質そのものというより何らかの不純物が起因しており、ダイヤモンドも純粋な炭素であるタイプIIと呼ばれるものは蛍光しない。

ダイヤモンドはそのほとんどが青い蛍光を示す。稀に緑だったり、オレンジだったり・・・極稀には赤い蛍光を示す。

その蛍光も強さに幅があり、ダイヤモンドのグレーディングリポートでは[strong blue][faint]などと記載されている。

中央宝石研究所さんのHPに蛍光http://www.cgl.co.jp/latest_jewel/gemmy/154/86.htmlより一部抜粋

[ ダイヤモンドは、ほぼ純粋な炭素の結晶体だが、ごく僅かな不純物として窒素が含まれる。

不純物の窒素を含むダイヤモンドにX線や紫外線があたると、X線や紫外線は目に見える光に変換されて放出される。この現象を蛍光現象と呼び、光を蛍光と呼ぶ。

それぞれのダイヤモンドには構造的に違いがある事から、それぞれ異なる蛍光性を持っている。

ダイヤモンドの蛍光は、発光色の強弱により、None(無)、Faint(弱)、Medium(中)、Strong(強)、Very Strong(極強)の5段階に分類し表示される。

一般的にブルーの蛍光が多くを占めている。

その他の色調では、イエロー、イエローイッシュグリーン、レッド、オレンジ、ピンクと様々。

蛍光の発色性の違いは不純物の種類や、欠陥の形成状態により変化するものだと考えられる。]

蛍光について学んでみて!

蛍光は、不純物のお陰で楽しませてもらえることがしっかり理解できました。タイプⅡbのブルーダイヤモンドは魅力的ですが、不純物を含まない為に蛍光を楽しむことはできないのです。

ダイヤモンドは、それぞれ個性的であり、その石ならではの魅力に溢れていて、それぞれの良さを楽しむことができることを改めて感じました。

『みんなちがってみんないい!!』

不意に金子みすずさんの詩の一節が思い浮かびました。ダイヤモンドも同じことだと感じました。それぞれ異なるダイヤモンドの個性を大切に、縁あって迎えたダイヤモンドを大切にしたいと思いました。