2019年11月も半ばになり、2020年のアーガイルの閉山の動向が気になります。

2020年を目前にして、アーガイル鉱山は?

これまでも、2005年、2007年、2018年、2020年と、閉山情報がありました。

その度に、採掘方法を変えたりして延命措置を行ってきたようで、今回もまた、なんとかなるのではと、実は少し楽観的にも考えていたのですが。

ところが、今年のアーガイルテンダーは、落札価格が、エスティメイトの倍とかで落札されていたとのこと。プロの方が、そのような高値で落札されるということからも、もう供給がなくなると予測されているということかもしれません。

ピンクダイヤモンドそのものが枯渇してしまっているという印象です。

風さんの伝説のブログ『永遠の輝き ファンシーカラーダイヤモンド』(2005.1.23)より引用です!

アーガイル鉱山 : 永遠の輝き ファンシーカラーダイヤモンド

『はたしてアーガイル鉱山は閉山してしまうのか?』と題されたこちらの記事には、

アーガイル鉱山をどうするのか?

おそらく鉱山を持っている会社「RIO TINTO」でも決まっていないであろう。わかっていることは効率の良いオープンピットでの採掘(露天掘り)はすでに限界に来ており、ここから先は投資が必要であり効率の悪いとされる地下へと掘り進められる。

鉱山を考えるとき、ダイヤモンドの母岩はキンバーライトもしくはランプロライトである。アーガイル鉱山はその発見時において唯一のキンバーライトではない母岩から成る鉱山であった。

こんなことを書いても自分でも理解していないのだが、この鉱山をこれ以上続けるべきかと問われれば、一般的には「NO」だとしか思えない。実際にそれで動いていた。ただし、12月末にはオーストラリア政府が調査のための費用ということで200万ドル級の支援を決定しており、今年の早い段階で地下へ掘り進むための調査が行われるはずである。

以前には閉山すると価値が上がるかもしれないという俗な喜びも半分と書いたが、やはりもっともっといろいろなピンクダイヤに出会いたい思いのほうが強いようで、閉山しないで欲しいという思いが強くなってきている。いずれにしても今年の4月には今後の方針が決定されると思う。     (ここまでブログより引用)

感想

上記の風さんの文章が、2005年の1月のものですから、閉山の危機から実に15年近い年月、アーガイル鉱山は、その役目を果たし続けてきているのです。

ひとえに関係の方々の大変な努力の賜物と思うのですが、今回も又、それを期待できるのかどうかは全くわかりません。ピンクダイヤモンドが大好きなファンとしては、なんとかアーガイル鉱山が延命して、これからも美しいピンクダイヤモンドやレッドダイヤモンドを世に出してくれることを祈るばかりです。