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宝石のカッティング・スタイルを決定する特性は?
最も重要なファクターは色と透明度です!
殊に色が命のカラーストーンでは、結晶の最も美しい色を示す方向が正面になるように「オリエンテーション」(石取り方向が決定させる)
ただし希少な原石を有効にカットするための「歩留まり」が考慮される。
a.ファセット・カット
透明カラーストーンの場合には、色の美しさに加えて表面光沢、そして内部からの高い輝きを得るために、角度の異なる小さな面を沢山つけたファクター・カットが行われる。
ファセット・カットの各部の名称
![](https://therealjewels.com/wp-content/uploads/2019/08/1C2A6442-FF10-4D71-8C69-535A12883EED.jpeg)
形状のバリエーション
ブリリアント・カット
全体が三角形、あるいは菱形の面で構成される。
ステップ・カット
(四隅が面取りされるとエメラルド・カット)
![](https://therealjewels.com/wp-content/uploads/2019/08/169B0635-80F8-4CB8-927C-28CDD2C5C96F.jpeg)
四角形の面で構成される。
ミクスト・カット
![](https://therealjewels.com/wp-content/uploads/2019/08/DAD94D4D-C43E-44B3-9B6A-A8A4EF3CA195.jpeg)
上下これらの組み合わせ
ファンシー・カット(上記以外のカット)
ハートシェイプカット、ペアシェイプカット、マーキースカット
b. カボッション・カット
半透明、不透明の宝石は、内部からの輝きは期待できないので、主として表面の艶、色の美しさ、量感を強調する、カーブしたドームで構成されるカボッション・カットが施される。
![](https://therealjewels.com/wp-content/uploads/2019/08/F01D05D3-DCB6-4B51-A752-5359CC1F5C9F.jpeg)
美しい光学効果を得るためにカボッション・カットが必要。その際、内部のインクルージョンや
組織の方向を十分に考慮したオリエンテーションぎ自由となる。