非加熱サファイアの煌めきに魅せられて♡
ご縁あってカシミールサファイアをお迎えすることができ、連日眺めるにつけ、改めて非加熱サファイアの美しさに感じ入っております♡
カシミールサファイアは、色石とは思えないほどにキラキラと煌めいて本当に美しいのです。非加熱サファイアに興味が湧いて、色々知りたくなりました。
こちらのスリランカ産非加熱サファイアは、カシミールサファイアのリングをお迎えするまで、1番好きなサファイアでした♡愛らしいハートの形と綺麗なブルーのお色、マーキースのピンクダイヤを添えたリングのデザインが大好きでお気に入りでした。穏やかなブルーの煌めきに幸せな気持ちになっておりました。
しかし、カシミールサファイアをお迎えして、その石の奥底からの優しい煌めきに驚きました♡サファイアとは、こんなにキラキラと美しい石だったのか!と初めて知りました。
今回カシミールサファイアを見ていて、ますます宝石としてのサファイアが気になってきました。
そして、カシミール産のサファイアの次に美しいとされる、まだ見たことのないミャンマー産の非加熱サファイアが気になって参りました。
ミャンマー産サファイア♡
こちらは、諏訪さんの『宝石図鑑』に掲載されているミャンマー産の非加熱サファイアです。
以下、諏訪さんの『宝石図鑑』の中の、ミャンマー産サファイアからの引用です。
「ロイヤルブルー」といわれる大粒で深い青が魅力
ミャンマー産サファイアの産出は少ないのですが、大粒で美しいものが採掘されます。ミャンマーのモゴック地方の採掘は、15世紀以前に始まったといわれていますが、サファイアとルビーの産出の比率は1対500で、圧倒的にルビーが多く産出されます。ミャンマー産サファイアの特徴は、大粒で色が濃い美しいものが見られることです。ちなみに3ctの無処理(非加熱)GQ(ジェムクオリティー)でカシミール産、ミャンマー産、スリランカ産(またはマダガスカル産)の市場価格を比較すると、約10対3対1となります。
「ロイヤルブルー」とは
ミャンマー産サファイアの中には特に「ロイヤルブルー」と呼ばれる貴重なものがあります。具体的には無処理(非加熱)のやや紫がかった青、ディープパープリッシュブルー(下図左端)のことで、少なくとも3ct以上の大粒に見られます。宝石の色は平面ではなく、実際にはファセットが生み出すモザイク模様に立体的に現れます。その調和が宝石の美しさをつくるのです。