ピンクダイヤモンドはタイプⅠaとタイプⅡbの2種類に分けられる!

レッドダイヤと濃いピンクの違いはある!?

     少し前に、風さんのブログ『永遠の輝き  ファンシーカラーダイヤモンド』の中で、ファンシーレッドとビビットピンクやディープピンクのとの違いについて学習しました。

     そこで、レッドもピンクも着色原因はほとんど同じか、全く同じとのことでした。どちらも塑性変形(そせいへんけい)よるもので、グレイニングと言う筋のようなものが観察できる場合が多いということでした。

    そこで、レッドダイヤモンドと濃いピンクダイヤモンドの着色原因が同じことは理解できたのですが、ピンクダイヤモンドの着色原因は1つではないと思っていました。なぜなら、ヤフオクなどで、時折、タイプⅡなので、傷が少ないといった説明を見ることであるからです。タイプⅡには清らかなイメージがあり、レッドダイヤと濃いピンクの着色原因の塑性変型とは異なると感じていました。何だかよくわからないけれど、タイプⅡのダイヤモンドは、希少で人気があるらしいことは感じていました。

ピンクダイヤモンドの着色原因による違い!

     このピンクダイヤモンドの着色原因についての疑問の答えは、やはり憧れの風さんのブログの中にありました。

    2005年8月の風さんのブログ『ピンクダイヤモンドの比較』より(http://blog.livedoor.jp/kaze4711/archives/29821721.htmlより

ピンクダイヤモンドはタイプIaとタイプⅡaの2種類が存在していると書かれており、以下簡単に整理してみました。

タイプⅠa

・一般にオーストリアの濃いピンク、パープリッシュピンク、レッドはタイプⅠa。

・ほとんどがブルーの蛍光性を持つ。

・3ct以上の大粒は極めて少ない。

タイプⅡa

・アフリカ産の薄い色のもの。

・比較的クラリティーも高い。

・比較的大粒を多く産する。

・シュタインメッツピンク

鉱物的な違いについては、ジュエルプラネットさんのタイプⅡダイヤモンドを拝見してすっきりしました。https://www.jewel-planet.jp/products/list.php?category_id=1559

I型(窒素を含むタイプ)

殆どのダイモンドがこのタイプ

Ia型

窒素原子(0.1~0.2%程度)が集合体を作っているもの。 

大抵の無色~黄色系天然ダイヤモンド

ファンシーブルーでもグレーイッシュブルー

カメレオンダイヤモンド

アーガイル 鉱山の小粒で濃いピンクダイヤモンド

Ib型

窒素原子が単独で存在しているもの。

無色からカナリー(ファンシーインテンス ビビッド イエロー)などの濃い黄色系

II型(窒素を含まないタイプ)

IIa型

窒素などの不純元素を殆ど含まないダイヤモンド。

統計によって天然ダイヤモンドの0.1~2 %。 

無色、褐色、ピンクが存在する。

淡い色が主だが、比較的大粒のピンクダイヤも多い。

IIb型

不純元素としてホウ素を含む

電気を通す特異な性質(半導体)を持つ。

ファンシーブルーのダイヤモンドが属するタイプ

稀少性が非常に高い。(II型の約0.01%)

感想

ピンクダイヤモンドは大好きで、お色の濃いピンクに憧れてきましたが、淡くても透明感の高い、清らかやイメージのタイプⅡのピンクダイヤモンドにも心惹かれました。いつかタイプⅡaのピュアなピンクダイヤモンドをお迎えしたいなあと思いました。