ジュエリーを好きになった理由♡

普通の主婦が、なぜジュエリーを今のように愛してしまったのか、そのわけからお話します。

   はるか昔の独身時代のことです。庶民でも、独身貴族の名の通り、親元にいて働いていた折は、私にも自由になるお金がありました。

   当時、私の趣味で1番お金がかかっていたのは、絵でした。リトグラフ(版画)にはまり、お給料のかなりの額をつぎ込んでいました。今思えば、絵のために仕事をしていたような気がします。

   他にも、当時は来るべき結婚の為に、親に言われるままに、お茶とお華を習っていましたので、着物も好きでした。お茶会、お華会の度に同じものを着るわけにいかず、何枚か着物を誂えて貰っておりました。(愛知県出身の為、これは親が結婚に備えて用意してくれておりました。)

   読書も大好きだったので、結婚したらもう買えないかもと、文学全集、美術全集などボーナスで揃えて、夢中になって読んでおりました。

   その他、父母や仲の良い友達から誕生日などにプレゼントされて好きになった18Kのジュエリーが少しずつ増えていました。  

好きだったものの結婚後♡

1   絵     

お気に入りの何点かは、今でも部屋に飾って楽しんでいます。でも、多くは飾る場所がなく、物置の片隅に眠っている状態です。換金方法は分からないし、手放すのは悲しいです。

2   着物

    ほとんど和ダンスの中で眠っています。場所を取って勿体ないですが、買値を考えると捨てることもできません。もし売れたとしても二束三文でしょう。親に申し訳ない気持ちで、たまに着用した折は、着付けとその後のメンテナンスで数万円が飛んでしまい後悔しました。

3   本

大量にブックオフで売っても悲しいほどお安いです。こちらはもうただ同然。それでもどなたかに役にたって頂ければまだ良い方で、重くて嵩張る文学全集や美術全集は引き取りさえ拒否されてしまいました。

4    ジュエリー 

    いつまでも変わらない美しさです。お洒落の味方になってくれたり、気持ちを明るくしてくれたり、日々の暮らしを豊かに、そして楽しい気持ちにさせてくれました。おまけに収納場所もほとんど取らないので、狭い家でも困りません。子どもたちの塾代等でお金が足りない時には、その度に、少しずつ手放すことで、助けられました。金価格が1400円代に購入したそこそこボリュームのあるジュエリーは、予想以上の買い取り値段が付きました。専業主婦だった当時の私には本当にありがたい救世主でした。