ジュエリーは、使い込んだ後にでもちゃんとお金に変えることができるんです!
独身時代、両親や友達(実は仲良しグループで誕生日にお金を集めて、贈り合ってました)から貰ったジュエリーは、ファッションリングの類が多かったです。同然と言えば同然です。20代の小娘に高価な大粒のダイヤモンドや希少石は買えないだけでなく似合うはずもありません。分不相応故に、偽物と間違えられる心配だってありました。細いチェーンや、小粒のダイヤモンドの方が本物感があったものです。その中で、父がくれたインゴットのペンダントや少しボリュームのある18金のリング、喜平ペンダント等は、結婚後のやりくりに困った時に換金することができました。父の娘への親心だったのだと思います。換金先で予想を上回る買い取り価格を示された時(購入時は歴史的な金の安値で1400円代だった故)、ジュエリーのありがたみを感じた瞬間でした。
ファーストジュエリーからしばらく、独身時代のジュエリーは、バブルの時代でもあった為か、地金は18金のものがほとんどでした。それが当たり前のように思っておりました。プラチナは母から貰ったネックレスチェーンと結婚指輪、婚約指輪のみでした。
だから自分に似合うジュエリーに買い替えだって可能なんです!
ところが、結婚後、プラチナの結婚指輪をするようになるとゴールドに輝く18金よりもプラチナの色がしっくりくるように感じました。何となく落ち着くのです。すると、それまで気に入って身につけていた18金のファッションリングを身に付ける機会が減っていきました。
ある時、子育てサークルの仲間とカラー診断をしてもらう機会を得ました。私は、カラー診断でサマーグループに属していて、ゴールドよりもシルバーの色の方が肌に合うことを教えられたのです。何となく感じたゴールドよりシルバーの方がしっくりきた理由がはっきりしました。人にはそれぞれのタイプがあり、その人の肌に合う地金の色があることは新鮮な驚きであり納得しました。
自分に似合う、しっくりくるプラチナか18金ホワイトのジュエリーが欲しいと強く思うようになりましたが、新たにジュエリーを購入するというようなゆとりはありませんでした。
そこで使わない18金のジュエリーを手放すことを考えました。最初はかなり抵抗がありました。でも、私の元でケースに眠っているよりも新しい持ち主に愛され使われた方が良いと思い直し、思い切って手放すことを覚えました。
両親も友達も義理立てしてケースに眠らせ、宝の持ち腐りにするよりも、手放すことで、寧ろジュエリーを生かすことになる思いました。きっとわかってくれるはずと都合良く自分に言い聞かせました。
私は、少しずつ、18金を使ったジュエリーからプラチナや18金ホワイトのものへと買い換えていきました。金価格の底値近辺で購入されていたジュエリーは、私に次のジュエリーの資金を用意してくれたのです。心から感謝して手放していきました。
今までたっぷり楽しませてもらったジュエリーが、思っていた以上のお値段で買い取ってもらえた時、心から感謝しました。そして、益々ジュエリーが大好きになりました。