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ピンクダイヤの買い方
ピンクダイヤについて思うこと♡
アーガイル鉱山の閉山が決まり、この1.2年、ピンクダイヤは更に大きく値上がりしてしまいました。30年以上ピンクダイヤを眺めてきたアラ還の『ダイヤモンド大好き』は、正直なところ、ここまで値上がりするとは夢にも思っておりませんでした。
本当にこんなことなら、30年前のリーズナブルだった折に、無理をしてでもピンクダイヤを買い集めておけば良かったと何度も後悔しております。
それだけに、今の高値になったピンクダイヤをお迎えするとしたら、何を選ぶべきか考えます。自分の背中を押すためにも、これを選べば大丈夫という理論武装をしてみたいなあと思っています。
ピンクダイヤの選び方
その答えは、まず、ピンクダイヤモンドをどうしたいのかによって異なります。
①ルースケースに入れてコレクション
カラーダイヤモンド好きのお仲間には、ルースケースに入れてコレクションされている方も少なくありません。本当に美しくて、拝見するだけで幸せな気持ちになれるものです。
コレクションなさるなら、大きさは気にせずに、お好きなお色を集めることができます。大きさを控えめにして、希少なお色を集めるのが楽しそうです。
0.1ct以下の可愛いサイズのピンクダイヤなら、まだ色々探せるかと思います。ファンシービビットピンク、ファンシービビットパープリッシュピンク、ファンシーインテンスピンク、ファンシーインテンスパープリッシュピンクなどが本当に美しくお勧めです。
ピンクダイヤのオレンジ系とブラウン系は、ストレートピンクやパープリッシュピンクピンクと比べると比較的お求めやすいです。とはいえ、オレンジ系やブラウン系にも美しくものはたくさんあります。可能な限り、実際にご覧になってお求めになれば、後悔なさることもないかも思います。
②ジュエリーとして愛用
私のように、ある程度年齢を重ねると、小さなルースが似合わなくなります。今、お若い方でも、宝石は永く愛用されるものです。将来のことをお考えになれば、ある程度の大きさのルースが欲しくなります。
中石なら0.5ct欲しいと言ったら、今では予算的に厳しいですよね。それでもジュエリーとして末永くお使いになられるなら、0.3ctは欲しいです。デザインを工夫なされば、0.2ctでも大丈夫かもしれません。
とはいえ0.2ctとしても、ピンクダイヤとしては大粒です。予算がたっぷりあればよいのですが、私のように厳しい場合、お色を淡いものにします。幸い、大粒になるとライトクラスでもお色は分かるものです。ちなみにオレンジ系やブラウン系はお値段的にお求め易く、優しいお色も感じやすくなってお勧めです。
私のハートのピンクダイヤのペンダントは、ベリーライトブラウンピンクの鑑定です。しかし、肉眼でブラウンのお色は感じられず、キャラアップの大きさもあって、優しいピンク、穏やかなソメイヨシノのお色が遠目にもしっかりと分かり愛用しております。
つまり、ジュエリーの中石として選ぶなら、予算が限られていても大きさが欲しくなるものです。その場合、お色をライトクラスやベリーライトクラスにして、オレンジ系やブラウン系も視野に入れると予算内でお迎えできるルースが増えてお勧めです。オレンジ系ブラウン系のピンクダイヤは、特に1つ1つのお色が異なるので、鑑定書に頼らず実際に目でご覧になって、納得できるお色を選ばれることをお勧めします。
淡いピンクではどうしても物足りないお方もいらっしゃることでしょう。その場合は、0.1ct以下でもよいので、予算内でお好きなお色のルースお選びになってください。そのピンクダイヤをジュエリーの脇石としてお使いになればよいかと思います。あれこれデザインを考えるのも楽しそうです。ラウンドブリリアントだと、加工もしやすいかと思います。
③インフレヘッジの資産として
これからは特に、ジュエリーを資産としてお求めになられる方もいらっしゃると思います。ここ30年、初任給はほとんど上がらないのに、物価は上がっています。特に、金やダイヤモンド等の現物資産は物価上昇以上に大きく値上がりしてきました。お金にゆとりのある方は、ピンクダイヤモンドを資産としてお持ちになると楽しく夢も膨らむことと思います。
資産としてお持ちになる場合は、希少価値の高い、ファンシービビットピンク、ファンシービビットパープリッシュピンク、ファンシーインテンスピンク、ファンシーインテンスパープリッシュピンク等がお勧めです。大きさも0.2ct以上あると安心かと思います。
このクラスのピンクダイヤモンドを御徒町の問屋さん等から適正なお値段で購入して、貸金庫などに預けておかれるのは、本当に賢い資産運用かと思います。
①②③のいずれにしても、信頼できる鑑定書、もしくはソーティング付きのものをお選びください。
いわゆるA鑑と称される3社は、以下の通りです。
GIA 米国宝石学会
AGT AGTジェムラボラトリー(旧GIA JAPAN)
CGL 中央宝石研究所