ブランドショップのジュエリーは素晴らしいけれど、高価です!

    ティファニーやカルティエ、シャネルにギメル、ハリーウィンストン!

     ブランドジュエリーは、どうしてこんなに素敵なのかしらと今でも時折、ため息をつくことがあります。婚約指輪を選ぶのに、洗練されたブランドショップで丁重に扱って頂き、あれこれ選ぶシチュエーション!!女性ならきっと夢見ることがあるので  はと思います。

    かく言う私も、資金がふんだんにあって、後々のあれこれを考えても心配ないのであれば、その雰囲気に酔って、2人の素敵な思い出の舞台にしたかったと思います。

    婚約指輪を選ぶ当時の私は、仕事を辞めて専業主婦になることが決まっていたので、指輪にかける予算は極力控えようと思っておりました。夫のお金は、すぐに2人のお金になるのです。少しでも余力を残しておくことを1番に考えました。 

    ブランドショップの夢の舞台と煌びやかな婚約指輪より、その後の生活のゆとりを選んで、誕生石の真珠をリクエストしました。真珠の優しく温かい輝きに、ダイヤモンドの煌めきにはない癒しを感じ、十分満たされ、幸せな気持ちでおりました。

 ブランドジュエリーは、どこで買いますか?リサイクルショップで買うとリーズナブルです!

    とはいえ、ブランドジュエリーに興味がなかったわけではありません。洗練された美しさには、やはり強く心惹かれます。ダイヤモンドの輝きまで、秀悦に感じられました。いつか手元にお迎えしたい気持ちは常にありました。

     そんな私の、これまでのブランドジュエリーとのご縁は、ブランドショップではなく、リーズナブルなお値段で購入できるリサイクルショップで頂きました。

     結婚後、夫にプレゼントしてもらったエタニティリングや大きめのハートシェイプのダイヤリング等でさえも、自分で選びました。少しでもリーズナブルに購入できる方法を探して、お値打ちに購入するのを楽しんでいました。

ティファニー のエタニティーリング
ハートシェイプのルースをリング加工

    私の手元のブランドジュエリーできちんとブランドショップで購入されたのは、婚約指輪でもらったミキモトの真珠の指輪のみです。ティファニーのエタニティーもギメルのペンダントもリングもリサイクルショップでご縁を頂きました。

ギメルのリボンペンダント
ギメルのペリドットリング

     ティファニーのエタニティーもお値打ちに購入したので、気兼ねなくほとんど毎日付けています。今ではかなり使用感を感じられるようになりました。それだけに愛着も深いです。リサイクルで購入したことを忘れるほどに、私の指の一部となってくれております。私には、とても愛しく、誇らしく感じられています。

    ブランドの卓越したセンスは欲しいけれど、お値打ちに購入したいと思った結果です。リサイクルとはいえ、新品仕上げされたブランドジュエリーは、眩ゆいばかりの美しさでした。(購入時は)

 お高くてもブランドショップで購入したいと思う時はあります!

それでは、これからも、ブランドショップでジュエリーを購入する予定がないのかと問われたら、そうでもありません。

    実は、いつの日にか、嫁ぎ先の決まった娘のために、端正にお造りされた真珠のセットを、銀座のミキモトさんにお伺いして、購入したいものだと密かに夢見ております。

     冠婚葬祭の必需品である真珠のセットを、2人であれこれ話しつつ、ゆったりと選ぶひととき。私にとってはもちろん、娘にとっても大切な思い出になってくれるかもしれません。

    いつか娘が母となり、子どもたちの入学式や卒業式にその真珠のセットを身につける折、私と共にそのセットを選んだ日を思うことがあるかもしれません。その舞台は、できれば美しいものであって欲しいと願わずにはいられないのです。

     ブランドショップでのお買い物は、そのお品物の価値だけでなく、思い出の舞台としての価値があると思います。その日を思い出して、いつか懐かしく思う時、その舞台、そこに至る風景が、より美しいものであってほしいと願います。そんな、特別な日であれば、ブランドショップでの高価なお買い物も、勿体ないと思わないです。

    これを書いていて、婚約指輪を購入するのは、まさに、その大切な舞台であることに気付きました。ブランドショップで購入するジュエリーが高価でも、そこで購入する方々が多いのに、今更ながら納得した次第です。

ジュエリーをどこで購入するのか、予算は!?それは、何を大切にするかで決まります!!

    ジュエリーをどこで購入するのか、どれだけ予算をかけていくのかは、そのカップルが何を大切にして生きていくのかによるのだと改めて思いました。

    その答えは、カップルの数だけあるのかもしれません。どのような選択するにしても、その選択で、新しく生まれるご夫婦が、共に幸せになってくれることを祈りたい気持ちになりました。