ジュエリーはいざという時頼りになる立派な資産なんです!

    ジュエリーは、専業主婦時代の私にとって、色々な意味で救世主でした。お洒落するゆとりのないときには、ジュエリーを身に付けることで救われていました。気持ちの上で、お守り的に支えて貰っていたのも、前述した通りです。

   それだけでもありがたいのに、実は金銭的にも何度も助けられていました。資産と言うには大げさですが、本当に困ったときに、すぐにでもお金に変えられるという頼もしい味方でした。

    ある意味、お金以上に価値があったと思います。なぜなら、すぐに自由に使えるお金は、残しにくいのです。特に普通貯金は、その手軽に引き出せる性質故に、簡単になくなってしまいがちでした。結婚するにあたり、持参してきたはずの通帳のお金は、咎める人がいない為か、はたまた私の性格の甘さ故なのか、いつの間にか姿を消してしまいました。

    それに対して持参してきたジュエリーは、換金するのに少し手間がかかり、その上気持ち的にも葛藤を経ることも多いので、簡単にはお金に替えようと思わないものです。それ故に、最後まで手元に残りやすい資産と言えました。(以上どちらも私の場合ですが)

     換金先を選べば、もしかしたら、もっと有利にお金に替えることができたのがしれません。それでも、他のもの(着物、洋服、バックなど)と比べれば、ジュエリーは圧倒的に有利に換金できました。金の高騰のお陰もあって、必要なお金を即座に手に入れることができました。

    もちろん買値より安いことも多かったです。それでも、これまで楽しませて貰って来たのですから当然だと思いました。それより、何年も愛用し、使い古した傷のあるリングやチェーンなどを、当然のようにまとまったお金に替えることができるのに感動しました。こんなありがたいものはないとまで思いました。

ジュエリーは、もっともっと見直されてよい立派な資産だと思っています!

   日本は、治安がよいので、日本人は国を追われる心配が皆無に等しいです。貨幣価値も安定しており、土地やお金に対する信頼が揺るぎないように感じます。それ故、資産と言うと、不動産や預貯金、株式や投資信託、保険などが普通に考えられるようです。

     普通が正しく感じられ、安心できるのも理解できます。 ただ、ここ数十年間の宝石市場を垣間見てきて、私自身は、宝石類も十分に資産価値をもつものなのだと実感しています。

    30年前に預貯金の何割かを金に替えていたら、金の高騰により、どれほどの利益を得ることができたでしょうか。同じく、大きめのブルーダイヤモンドやピンクダイヤモンドを購入していたら、どうでしょう。想像するだけでわくわくします。

ジュエリーは、持つ人を美しくしたり、幸せにしたりできる、役に立つパワフルな資産なんです!

    何より、宝石類なら、預貯金のようにただ眺めるだけでなく、使い楽しむことができるのです。身に付けることで、心が豊かになったり、幸せを感じたりしてきました。自分の欲しい力を与えられたこともありました。

    このように十分楽しんだ後でさえ、それなりの価格で換金することができるのです。買う時期と場所、買うものさえ間違えなければ、それは投資と言っても良いパフォーマンスを得ることさえ可能に思います。

     そんな素晴らしい宝石の力を信じて、無理のない範囲で、これからも末永くお付き合いしたいと願っております。